乗車券を分割して買うと安くなる?

皆さんお加減いかがでしょうか。暖冬のおかげでまだまだ薄着の岡埜です。

先日所用でJR東日本を使った際、運賃の取られ方にちょっと意外な差を見つけたので記事にしてみたいと思います。経路は次の通りです。

出発駅 A

乗換駅 B(Aから66km)

到着駅 C(Bから116km, Aから182km)

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運賃表。左から旅程、ICカード料金、現金料金

往路は一本物で切符を買ったので最下段の3410円、復路は乗換でだいぶ待つのでB駅で街へ出ることにして2枚の切符をそれぞれ1170円と1980円で購入しました。

そう、分割して買ったほうが安いのです。復路は合計3150円なので往路から260円、8%くらいお得に買えたことになります。しかも表を見るとそのような分割買いで安くなる組み合わせは他にもありそうです。「一本物だと払い損の切符」(61,71,81kmなど、ある料金帯の中で距離が短いもの)を買う際に、払い得の切符(69,79,89kmなど、ある料金帯の中で距離が長いもの)の切符複数枚で分割できないか検討することに一定の旨味が見込めます。長距離複数人なら4桁円のいいところまで行けるのではないでしょうか。

 

それにしても「まとめて買うとお買い得」という価値観で普段の買い物をしている身からするとこの設定はちょっと驚きでした。離散的な料金体系でも一本物で買うのが一番安いだろうと高を括っていたものの、その想定が正しくなかったということになります。

 

今後遠出をする折は、旅の楽しみの一つとして何かいい組み合わせがないか探しながら切符を購入してみようと思います。7枚とかになったらまた記事に起こします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

(参考: 運賃・料金改定のご案内 https://www.jreast.co.jp/consumption-tax2019/pdf/consumptiontax2019.pdf )