ジムニーのエンジンがなかなかかからない話

2020-21シーズンの冬は大層寒く、成人式の頃に福岡県で雪が積もる有様でした。そんな寒さも相まって、愛車JB23-6型ジムニーのエンジンのかかりが渋くなってきました。今の所かかるにはかかるのですが、精神衛生上良くないので解決を試みました。

 

1. 現状(14年落ち89千km)

エンジンを掛けるのにセルを2秒から4秒くらい回さないとならないときがあります(今回の悩み)。もちろん、一発でキュルルドン!とかかるときもあります。体感では半々くらいでしょうか。寒いと輪をかけてかかりにくいですがそれは寒冷地のお約束です。

車両の装備は

バッテリー VARTAの55B24Rで前回交換から2年6ヶ月、45千キロが経過

プラグ NGKの片側イリジウムを使用、前回交換から8ヶ月15千キロが経過

エンジンオイル カストロールMAGNATECの10W-40、液量はオイルゲージ真ん中ほど、前回交換から2週間600キロが経過

セルとオルタネーター 新車時装着のものが稼働中

という具合です。エンジンオイル以外全て交換時期なので今年も出費が多そうです。まあしょうがない。

 

2. 一番怪しいバッテリーを交換(2021.1.10作業)

2020年10月にディーラーで定期点検を受けたときは良好との評価を受けているバッテリーですが、単体の電圧が12.0Vしか出ていないのが気になります。前回交換から2年半が過ぎているので思い切って交換してしまいましょう。今回は奮発してPanasonicのcaosバッテリーから80B24Rを選択しました。純正指定の55B24Rと比べると電池としての容量がアップしています。Amazonで10700円でした。

結果: ×~△。解決には至りませんでした。セルの回転は力強くなったものの、引き続き始動に時間がかかることがあります。一方でアイドリングが非常に静かになったので総合的には交換してよかったです。

考察: バッテリーでないとすると次に手を付けるべきはスパークプラグでしょう。セルモーターとオルタネーターをどうにかする技術はありませんので、自力でどうにかできるのは次がラストです。エンジンかかっているときは14.4V出ているので、オルタネーターではないと信じたいですが、次で直らなかったらディーラーで高額出費が私を待ち構えています。新品のセルモーター、5万円くらいで買えますかね...

 

3. 次に怪しいプラグを交換(2021.1.11作業)

プラグは2020年の5月にNGKイリジウムRXというフラッグシップ品を下ろしています(品番 97620)。推奨交換サイクルは6万キロなのでまだまだ余裕があるはずですが、自分の技術力でできる限界がここまでなので一応交換してみました。Amazonで1486円×3本。プラグレンチは以前カブ用に買った14mmが適合するのでそちらを使用しました。

結果: ×。状況は改善しませんでした。プラグはそもそも不具合の原因ではないということになります。4500円は完全な浪費だったということになります。ちなみにこの日は14時から新国立劇場のニューイヤー・バレエ配信を見ようと意気込んでいたのですが、午前指定したプラグが輸送トラブルでなかなか届かず作業開始が15時になってしまいました。日は沈むわ寒いわバレエは見られないわ改善しないわ、踏んだり蹴ったりの一日でした。

www.nntt.jac.go.jp

4. 今後の方針

素人がギリギリいじれるのはここまでです。匙を投げて行きつけの車屋に泣きついたところ「水温センサーの劣化などが考えられる」とアドバイスを戴きました。これは勿論可能性の一つに過ぎないのですが、センサー(水温により抵抗値が変化する)の劣化でECUが水温を正しく検知できなくなり、結果本来の濃さで燃料を噴射できなくなってしまう場合があるとのことです。水温センサーを脱着する技術力はないのでおとなしく次回の車検で交換しようと思います。10万kmもそろそろなのでセルモーターとオルタネーターも交換したほうがベターでしょう。コミコミで20万ですね。

愛車は車齢13年を超え、めでたく軽自動車税がお仕置きモードに突入しいたしました。あちこちに劣化が見受けられるので今後も出費に痛めつけられながら楽しく乗り回そうと思います。以上、愛車のセルのかかりが悪い話でした。

 

更新履歴

2021.1.10 記事公開 いいバッテリーを取り付けたけど効果薄

2021.5.9 追記 いいプラグを取り付けたけど効果なし 原因はおそらく別のところ