年末の暇にネジ交換

仕事納めに向けて多忙を極める皆さま進捗いかがでしょうか。

有給休暇をまとめて消費しており1ヶ月近く暇な岡埜です。こんな時でもないとやる気にならない由無し事を少しずつ片付けております。壊れたスーツケースと座卓をリサイクルセンターに出してきたのがこれまでのハイライトです。

 

さて私は「あんまり車を買い替えない」方の車好きなのですが、その愛車JB23ジムニーは車齢16年を超えてあちこち傷みが目立つようになってきました。しかしありがたいことに部品供給は比較的潤沢で、加えてインターネットで手配が完結するものばかりしたので早速取り付けました。以下に備忘録を兼ねて整備内容を記載しておきましょう。例によってこの車に乗っていない方には役に立たない記事ですので、そういった方はANAふるさと納税のサイトでも眺めてください。アフィリエイトではございません。

furusato.ana.co.jp

 

1. よく分かんないサビの対処

アルミ製品にあるまじき錆色

よく分かりませんがエンジンの近くがサビています。写真ではイマイチ鮮明さに欠けているのですが、写真でこれですから現物お察しです。アルミ製部品が鉄錆の赤に染まってしまっているというのは良くないことの前兆ですからその原因、サビ源を探す必要があります。アルミ自身がサビたときの色ではないですからね。

サビ源はすぐ上にありました

ボンネットにターボインテークを固定しているネジが見事に錆びていました。これがサビ源で間違いなさそうです。同じネジが全部で6本使われていますが4本は赤く、2本は白くなっていました。それほど高価な部品ではないので全部交換しました。数百円で向こう10年くらいの錆を防げたと思えば悪くありません。

部品番号 09132-06026 使用点数 6点  

www.monotaro.com

 

2. サビてるボルトの対処

続いて、テールランプを車体に取り付けているボルトの錆です。

左側の上にあるこのネジは、少し深めの工具があると作業が楽です

左側の下のネジはよく露出しているので整備はとても容易です

右側の2本はどちらも簡単に作業可能です

このネジについては特段言うこともありません。サビたネジを外して取り替えるだけです。左側上部のネジだけ少し奥まった作りをしているので、浅いソケットでは届かないと思います。

部品番号 02162-0616B 使用点数 4点 

www.monotaro.com

ちなみにトランクが写り込んでいますが、そこにはアイリスオーヤマの傑作収納ボックスRV770Fが収まっています。リアシートとバックドアの隙間にピッタリ収まり、リアシートのリクライニングを妨げない最高の奥行き・高さは専用設計と言っても過言ではありません。幅は荷室幅に比してやや小柄なので汎用品らしさがあるのですが、各種ネット通販で1800円くらいなので皆さまぜひご検討ください。新型ジムニーと違って公式からの供給が手薄な23ジムニー乗りは汎用品と仲良くしなくてはいけません。新型のアクセサリーカタログは分厚すぎる。いいなあ。

 

3. ルーフレール取付部カバーの交換

16年も太陽光に曝されてれば仕方ないです

一目瞭然ですね。4つあるうちの1つを交換してみました。外した白い方は別の機会に塗装してみて、もしそれで良さそうならば今回交換しなかった3つは塗りによるリフレッシュを検討してもいいかもしれません。なにせこのカバーは1つ2500円くらいする高級部品なので、レールを屋根を拭くときの手すりにしかしていない現状で更に7500円も出すのは少々ためらわれます。

それと作業時の注意ですが、カバーの車体前方側には爪がありルーフレール側でキャッチする作りになっていますので、力任せに脱着・装着を試みると破損のリスクがあります。脱着するときは車体後方側から持ち上げる、装着時は前方側の爪から取り付ける様にするとよろしいかと思います。今回作業した右後ろはこの爪がやられていたので塗装ではなく部品交換と相成ったという経緯があります。

部品番号 78216-81A00-1YW 使用点数 1点

www.monotaro.com

 

斯くして、総額4千円ほどでこれまで気になっていた劣化を回復させることができました。ダメージは少しずつ蓄積されていくのでなかなか気付きにくいですが、部品を交換してみるとその本来の色に驚かされますね。今回扱った部品はいずれも、走る曲がる止まるといった基本性能に直結するものではありませんが、作業される際は十分な知識を持っている方に相談の上進められることを強く推奨いたします。この記事を参考にされて生じた不利益等々への対応はできかねますのでご了知のほどよろしくお願いいたします。なおRV770Fは何も心配要りませんので安心してお買い求めください。

鉄製湯たんぽをIHで加熱せよ

皆さんこんにちは。年始にレンジでゆたぽんを推す記事(下記)を書いた岡埜です。先日レンジでゆたぽんLサイズも買って大変快適なゆたぽんライフを送っております。通常サイズ比で2倍デカいのでなかなか捗ります。自室の電子レンジと相性が良すぎましてね。

spitfire.hatenablog.jp

 

一方で↑の記事ではこんなことを書いていました。(以下引用)

湯たんぽと比較をしておくと、

・お湯汲み不要

・排水不要

・内部洗浄不要で衛生的(かつ表面の清拭が可能)

・使用準備が容易(レンジで3分)
というのが主な特長でしょうか。

(引用以上)

ゆたぽんの長所をこんな風に書いていた訳ですが、タイトルにもある通り
・IH対応の鉄製湯たんぽを
・IHで加熱する
運用でおおよそ同じ様にできることがわかりました。

この様なIH対応湯たんぽを買って

www.amazon.co.jp

 

タイマー機能のあるIHで加熱するだけです。書いてしまえば簡単ですが樹脂製の湯たんぽには真似できない芸当です。これにより給排水はほぼ不要(加熱時はキャップを開ける必要があるので、そこからの僅かな蒸発分をたまに補水する程度)になりました。火気を使わずに一定の出力と時間を実現でき、ちょっとした空き時間に仕掛けておけばいいだけなのでこの上なくお手軽です。

100V15Aのコンセントにつなぐタイプでも10分程度で熱々にできるので皆さんぜひ検討してみてください。余談ですが、熱容量を算出して加熱時間を求めてみると、意外といい値が出るので楽しいです。ではまた。

超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA (三井記念美術館)

皆さまお久しぶりです。年末年始の支度に何ら手を付けていない岡埜です。

大掃除の準備やらワンストップ申請やらを放り出して会期最終盤の三井記念美術館へ行ってきました。企画展のタイトルにもなっている、超絶技巧としか表現しようのない力作を数多鑑賞できて大満足です。本展は今風に写真撮影が可能でした(一部作品のみ)ので、よく撮れた1枚だけですがこの場でも公開してみようと思います。

写真撮影を許諾いただいた作品については、微力ながら名作を世に広めるお手伝いをさせていただきます

本展は「明治工芸とそのDNA」と掲げている通り、明治期の作品とそれに呼応するような現代の作品とが展示されています。展示室に入ってすぐのところで出迎えてくれたのはこの作品でした。

吸水/福田享

作品紹介を要約すると「1. この作品は無着色。2. また水滴部分はその部分の厚みを残して板を彫り下げて作った。3. 蝶が乗っている台座は一木造」という狂気すら感じる一点です。どうやって制作されたのか頭では即座に理解できますが、同時に自分が同じことをできるわけがないということも容易く理解できる、本展が謳う「超絶技巧」の凄さを伝えてくれた様に感じました。どれも「何をしているのかわからない」ではなく、「何をしているかはよく分かるがまったくもって常人離れしている」のです。

この展覧会には日常生活の中によくある身近な存在をモチーフにした作品も多くあり、そういう意味では非常にとっつきやすいのです。しかしそれらの作品も全て超絶技巧によって形作られています。ある人は銅板から紙製品を、またある人は木材から金属製品を作り上げる...手先の器用さを極めに極めたが故に、凡百の一般人にはできない方法で作品を生み出してしまうのです。これ以降出口に至るまでずっとこの調子でスゴ技を投げつけられました。

 

自分の不器用な手先を眺めながら足を進めること3時間、木彫、漆工、陶芸...多数の超絶技巧に陶酔しきったわけですが、その中途に見つけた素晴らしい一文を共有させていただこうと思います。刺繍を作られている蝸牛 あやさんの「鳳凰」という作品を紹介する中での一文です。

「道端で見つけた葉の中に鳳凰を発見した蝸牛。」

果たして私達は日頃ここまで事物を具に観察しているでしょうか。正対しているでしょうか。ただただ漠然と視界に入ってくるオブジェクトを処理し、その中に潜む鳳凰を見過ごし見落としているのではないかと思ってなりません。超絶技巧の本質の一つに鋭い観察があることは確実です。いい加減な認知を起点としてしまったが最後、どれほど素晴らしい技術をもってしても超絶技巧には到達し得ないのです。

 

他方、会場の映像展示コーナーで見かけた「ここは別体で作ってネジで留めても誰も気づかないだろう。しかし私が許さない。だから一体で作る」という考えもまた超絶技巧の本質であるように感じました。製作者に一番近い立場で作家がその厳格さを堅持してくれた、一般の鑑賞者が気付くことのできない細部にまでこだわってくれた作品を鑑賞することができる、大変に贅沢なことだと思います。

 

岡埜も一応は働いてはおりますが、納期や予算や部門間の意見といった相容れない複数要素を総合的に勘案して行動を決定する、つまるところ「落とし所」を探すことでお給料をもらっている身からすればこの姿勢には尊敬と憧れの念を抱かずにはいられません。第1回と2回の超絶技巧展は無知ゆえにスルーしてしまっていたのですが、次の第4回は必ず見に行きます。素晴らしい企画展でした。

レンジでゆたぽんを買いました

皆さんこんばんは。皆さんと同じく電気料金に家計が押しつぶされそうな岡埜です。私は割と寒さに強いのですが、今季の寒波はなかなか手強く文字通り仕事が手につかなくなってしまったため、珍しくエアコンを点けたところとんでもない金額のご利用明細が来てしまいました。新車のローンみたいな月々のお支払い額です。

 

これ以上存在しない車の支払いを続けるわけにはいかないので足らない頭で考えを巡らせたところ、エアコンの何が悪いかがわかりました。それは家全体(家具や壁や、ひいてはその奥の柱までも)を温めることの非効率さに違いありません。要するに私は手先だけ暖まれば十分なのです。欲を言えば足先もですが。

 

そこでエアコンを点けずにより少ないエネルギーで手先を温めるべく、レンジでゆたぽん

www.hakugen-earth.co.jpを買ってみました。本当は大きなLサイズが気になっていたのですが、どこを探しても品切れだったのでB5版くらいの通常サイズ(こちらも店頭在庫僅少でした)を税込み757円で保護。

 

早速700Wで3分温めてみると50℃くらいに温まっていていい感じです。フリース地のカバーに入れてあげると、穏やかな温もりに数時間預かることができます。湯たんぽほど表面が固くなく、どこにでも良くフィットするのも強みですね。強い温もりがほしいときは直でいくこともできますし、使い勝手もなかなか良好です。

 

湯たんぽと比較をしておくと、

・お湯汲み不要

・排水不要

・内部洗浄不要で衛生的(かつ表面の清拭が可能)

・使用準備が容易(レンジで3分)

というのが主な特長でしょうか。もちろん一夜を明かすなら大容量湯たんぽ(3L級の物なら翌朝までかなりの温度を保てます)の方が優るのでしょうが、私の仕事部屋ではデスクの真横に電子レンジが据えてあります。半歩歩めばいつでも放り込めるということもあり、果たしてレンジでゆたぽんが私の手元を温めてくれるようになりました。

 

というわけで、もし皆様も電子レンジの近くで作業されているようでしたら、ぜひレンジでゆたぽんを導入してみてください。とにかく手軽なので買ってみて損はありません。ではまた。

ロッテホテルハノイで朝食を

アフタヌーンティーが好き」という人からは瀟洒とでも言いましょうか、なんだか丁寧な暮らしをされているんだろうなあという印象を受けますが、「ビュッフェが好きです」と書くと途端にバカさが漂ってくるから不思議です。いい店知らないんだろう感が噴出してしまっていますが事実なので仕方ありません。朝食バイキングが大好きな岡埜です。どこに出しても恥ずかしいおっさんでございます。

 

さて、私は朝から大変良く食べる人なのでホテルと朝食はセットなのですが、これまでで一番美味しかったのがタイトルにもあるロッテホテルハノイです。今回はこちらを自慢させていただきます。尚訪問したのはもう5年も前、加えてコロナのあれこれがあったでしょうから今は色々違うかもしれません。その上実は私、このときロッテホテルハノイには宿泊していません。諸事情によりレストランさえ無い本格的な安宿への滞在を強いられたため、近くにあったここまで足を伸ばして朝食だけいただいたという経緯があります。偉そうにしてすみませんが、ここから下は美味しいものの情報ですのでどうかご勘弁ください。

 

ブレッドバーコーナー。さすが元仏領

早速初手で強い札を出してしまいましたが、どうですかこの品揃え。奥にあるゴチいバゲットやらブールやらももちろん食べられます。デニッシュがビュッフェの枠をぶち破っていたために、エンドレスお代わりから抜け出すのに時間がかかりました。

 

パン以外はというと、写真が碌に残っていないのですがベトナムならではのフォーや生春巻きに加えて韓国資本らしく韓国料理もありました。ちなみにそれら含めた全メニューの中でアヒルのグリルが一番美味しかったです。ジューシー極まりないあのアヒル料理、日本で食べられたりしませんでしょうか…お心あたりのある方はこっそりお教えください。あと野菜は怖いので手を付けませんでした(洗うのに使われる水の衛生面という意味で)。

左奥はチーズ。チーズバーの写真は撮り損ねました

 

ビュッフェが好きと吐かしている割に見苦しい盛り付けを見せてしまい申し訳ないですが、もう一息のご辛抱で写真奥をご覧ください。ベトナムの市中で流通している牛乳は大方加糖なので、無糖牛乳を飲みたいときはまあまあ足を使う必要があります。僕の宿の近くでは取扱店を見つけられなかったこともあって、わざわざ高いお金を出してここまで来たというわけです。日本円で3000円くらいだったと思います。

 

ちなみに朝食会場は西湖を臨む63階です。日本に63階で食事できるところはまだない(はず)

3000円は決して安くないですが、滞在が長期間になる中で、無糖牛乳や美味しいチーズなんかが欲しくなったときのリフレッシュにはおすすめだと思います。窓際の席を陣取って、ハノイの有名な湖の一つである西湖を眺めながら自分の安宿から解放されてみてはいかがでしょうか。以上、ハノイのおすすめ現実逃避スポットについてお伝えしました。ひどい記事ですね。ではまた。

 

食べたこと無い食材に挑む

皆さんお加減いかがでしょうか。週末は3月下旬並みの陽気で随分と過ごしやすい休日となり、私は珍しく部屋の大掃除をしていました。そのおかげか気分も大変良く、日頃しないことをやってみようと思い立ったのでお昼ご飯に「食べたことないものを食べるの会」を催しました。なんの説明も要りませんね、名前の通りのイベントです。

 

知識としては知っていても実際に食べたことは無い、そんな食べ物は沢山あります。多かれ少なかれ皆さんにもあるはずです。べらぼうに高い食パン、イナゴの佃煮、くら寿司、ビャンビャン麺・・・リスクを冒さず既知の安牌を手に取り続ける生活を送っている私にはいずれも無縁ですが、部屋を片付けられた私に怖いものはありません。早速用意しました。20余年生きてきて一回も口にしたことのない食べ物です。

 

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昔の日本人の食事をイメージ

玄米。

ええ、昆虫の画像じゃなくてすみません。だいたい頭の中に入っているのに口に入れたことがなかった食品、玄米を用意しました。私達の周りで一番身近かつ食べたことがない人が多い食品のように思われます。おしゃれなライフスタイルを楽しまれている方は色々ご飯に混ぜ込まれているので既に通られた道なのかもしれませんが、そういう細やかさを一切合切置いてきてしまった私はこれが初めてです。具なし炊き込みご飯みたいな絵面ですが炊飯器の説明書通り炊いてこれなので、信じて食べるほかありません。それにしてもいつもの倍近い85分もかかるとは思いませんでしたし、85分もあったのに711のサバとお味噌汁しか用意していないあたり僕の人間性如実に顕れていますね。

 

気になる味ですが、一口目を含んだ感想は「穀物だなあ」でした。いつもの白飯とは全く別で、よく噛まないと口の中に表皮が残る、煎じたような独特の香気とプチプチ食感とを伴ったこの玄米ご飯の味をなんと書けばいいんでしょうか。私は年間350日くらいこれでも全く問題ないですが、「わざわざそんなもの食べなくても」と言ってきた身内の年長者の気持ちも分かります。炊きたての白ご飯から立ち上がる甘い香りには逆らえませんからね。ごはん屋さんで+50円とか払ってその上白ご飯を手放すことはなさそうです。

 

とはいえ玄米には玄米の魅力があり、まずとろろとこの上なく合います。麦ごはんの良さを更に強くしたものをイメージしてください。今回は試しませんでしたが、牛タンなど穀物感が合う食材と食べることで精白米超えを確実に狙えます。さらに味だけでなくミネラル類も見逃せません。ナトリウムチャネルを開けてくれるカリウムは玄米から摂りましょう。

 

幾分長い時間を費やして調理した割に短い感想で申し訳ないですが、総評としては一度くらい試してみるのはアリでしょう。胃腸に自信がない方は精白米に混ぜ込んでみてもいいかもしれません。まずは玄米購入に先立って、お手持ちの炊飯器の取説を読むことを強く推奨いたします。

 

そして最後になりますが、皆さんも時間に余裕があるときは是非、お手持ちの「食べたこと無いもの」リストの攻略に挑んでみてください。私は次の機会に「ビッグボーイ」へ行ってみようと思います。なにか知見お持ちの方はお教えください。それではまた。

 

愛車 スズキジムニー の紹介

皆さんスズキのジムニーはご存知でしょうか。小回りが利いて悪路にもグイグイ入っていける便利な軽自動車で、僕もここ4年くらい乗っています。

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愛車(岡山県吉備SAで国営ガチ4駆愛好会の皆さんとご一緒)

が。

僕のジムニーが今まで走ってきた8万kmのうち悪路はいいとこ1km、街中のMA-1と同じです。そういう人って結構いるんじゃないでしょうか。ともかくその間僕は街乗り・高速道路遠出・車中泊をメインに少しずつ手を加えてきました。そこで今回は僕の愛車、先代JB23型マイジムニーをざっくり説明すると同時に、高コスパな車いじりの話をしようと思います。新型のJB64は純正オプションも山の様にあるので納車即車中泊も余裕ですが、JB23はそこまで豊富な純正サポートはなかったのでその分頭を使ってお手頃価格に抑えようとしています。

 

・ベース仕様

2007(H19)年式 ランドベンチャー 4AT

:純正で革シート、シートヒーターとドアミラーの曇り取りがついてくる限定車です。それ以外特段すごいものは付いてきません。革シート適合の社外シートカバーが少ないのが悩みどころです。

 

・車外

  1.  ワゴンR用マイクロアンテナ
  2. リアワイパー倒立化

それだけ?と思われるかもしれませんがこれだけです。純正車高で背面ノーシャベル。重心を上げると快適仕様からは遠くなるので、そういうのは悪路組に任せましょう。街乗り派はタイヤもいじりません。175/80R16のH/Tタイヤあるのみです。

取り外した純正のアンテナは古の時代のロッド式、しかもブースター無しという代物です。手でニュニュニュと伸ばしてラジオを点けてもFMはおろか、AMですらノイズが乗る始末でそれを聞くのはなかなかのストレスでした。これをワゴンRのマイクロアンテナに置き換えたらFMまでクリアに入るようになりました。自動洗車機に入れる際は先のアンテナ部を取り外しましょう。純正品番は99000-99020-MAT、ディーラーで12,000円くらいです。

リアワイパー倒立化は降雪地帯でおなじみのDIYです。ワイパーの初期位置が地面と水平だと降雪時に積もってしまうので、それを避けるため初期位置に角度をつけるこのDIYにはメリットしかないのでおすすめです。詳細はみんカラででも調べてください。

 

・車内

  1. ETC
  2. Carrozzeria 楽ナビ AVIC-RZ900(2016年型)
  3. 6スピーカー化
  4. リアシート座面取り外し
  5. 車内灯追加
  6. バックドアオープナー
  7. アシストグリップ取り外し・マルチバー取り付け

 

ETCとナビは付けましょう。今はETC2.0も候補に挙がってきますね。出先で道の駅を活用したい方は買ってもいいと思います。そうでないならオールドファッションで十分です。

スピーカー交換は良コスパなのでオススメです。初期状態のジムニーはスピーカーも防音もなかなかそっけないのでお金を払うと激変します。フロントのトゥィーターとミッド、リアのミッドでだいぶ良くなりました。

リアシートの座面は思い切って外しちゃいましょう。軍手はめて力技で持ち上げるだけですし、背面を倒したときに水平が出る様になるので非常に捗ります(車中泊ポイント)。いないと思いますが日常的にリアシートに人を乗せる方は外さないでください。あとそういう人はプラド買いましょう。

リア車内灯は車中泊ポイントがかなり高いです。これがあると車中泊の姿勢は「頭が後輪側」一択です。前にしか車内灯がない故に車体前へ頭を向けている輩に差をつけましょう。バックドアオープナーを付ければそちらからの出入りも可能になります。「リアの車内灯は最初から着いているもんじゃないの?」いいえ、上級グレード以外はそんなもの着いていません。くぼみがあるだけです。

最後にリアのアシストグリップを外して適当なステン丸棒をハメるとハンガーとかをひっかけられる様になります。上にネットを渡して収納にするのもありです。

 

ここまで書いたものを全部揃えても10万円程度、しかもその大半はナビ本体なのでそれを除けばお財布への負担もそれほど大きくありません。みなさんも予算控えめに自分好みのジムニーを作りましょう。ただしベースとなる個体選びはくれぐれも慎重に!